国産車のハンドル交換を画像を交えて解説します。
ほとんどの国産車が同様の作業となりますので、参考にして下さい。
グリップやハンドルスイッチ等、ハンドル周りの部品を取り外します。
※取り外す順番は決まっていませんので、作業しやすい順番で行なって下さい。
先ずはハンドルに沿っている配線を外して配線類をフリーにして下さい。
その際、ブレーキマスター(ハンドル右側)とクラッチレバー(ハンドル左側)に配線が付いているので、それも外します。
ブレーキマスターを5ミリの六角レンチを使用して取り外します。(画像左)
赤丸部分のナットを緩めてからケーブルアジャスターを締め込み、アクセルの遊びを最大にします。(画像右)
左右スイッチボックスをプラスドライバーを使用して外し、右側はアクセルワイヤーも外してグリップを抜きます。
赤丸部分のクラッチワイヤーアジャスターの大きい丸型のナットを緩めてから、切込みを合わせ奥まで締め込んで、
ワイヤーの遊びを最大限にしてからクラッチレバーを握り、クラッチワイヤーを引っ張ります。
クラッチワイヤーを引っ張ったままレバーから手を離すとワイヤーが外れます。
グリップに細くて長いマイナスドライバー等を差し込んで、パーツクリーナーを隙間に流し込みます。
差し込んだマイナスドライバーをぐるっと一周回すとグリップが外れるので引き抜きます。
その後、クラッチレバー下のボルトを10mmのレンチで緩めて引き抜きます。
ハンドルポストのボルトに飾りキャップがある場合は、
細いマイナスドライバー等で飾りキャップを外してからボルトを外すとハンドルが外れます。
※ボルトを緩める際には、ハンドル落下防止でハンドルを押さえて下さい。
※ハンドルポストも交換する際は、ハンドルを外す前にポストを固定しているナットを外すとハンドルごと外せます。
スイッチボックスに赤丸部分の出っ張りがある場合は、出っ張りをニッパー等で切り取ります。
(ハーレーは元々出っ張りはなく、切り落としてもスイッチボックスはしっかりと固定でき、
逆に出っ張りを切り落とす事で後から任意の位置に合わす事ができるようになります。)
取り外しは以上となりますので、新しいハンドルを逆の手順で組み付けて下さい。